「1分で世界一のタイガーウッズと同じアドレスになれるコツ 理由編」の続きです。
写真:GDOゴルフダイジェスト
ゴルフのアドレスで、ターゲットライン赤①に、体の各部②③④を平行にする重要性について話をしました。
では、なぜ平行にするのが難しいのでしょうか?
平行にできないパターンは2つあります。
パターンその1(初心者アドレスパターン)
タイガーウッズの写真に線を引いてみましたが、
初心者さんの体の各線②③④は青①方向に向きやすくなります。
このようにターゲットライン赤①に対して、閉じられた状態です。
このアドレスはいわゆるクローズドスタンスともいいます。
ゴルフエッグも初心者のころは、どうしてもクラブを構えるとクローズドに構えてしまいました。
なぜ初心者はタイガーウッズのアドレスのように平行に構えられずに、このようなクローズドスタンスになるのでしょうか?
理由は簡単です。
ゴルフでは長いクラブを持ってアドレスします。
だから、アドレスでは誰でも、ボールの位置から離れて構えます。
つまり、ボールの真上に頭(目)はありません。
そのため、目で赤丸部分のターゲット(打ちたいところ、ねらい目)を確認すると、図のように目標の左から斜めに見ることになります。
そして、自分の見た視線のライン④に沿って、体を平行に構えようとします。
つまり、青①ライン方向に向くことになります。
そうすると・・・
(上と同じ写真)
体のライン③④は赤丸のターゲット(ねらい目)に向かいますが、新しいターゲットライン(青色の①線)は赤丸の本当のねらい目の右になってしまいます。
つまり、本来の赤ターゲットライン①とずれてしまうのです。
でも、足のライン②は案外、赤ターゲットライン①と平行を保ちます。
それは、地面を基準にできるからです。
視線は変わっても地面は狂いませんから・・・ね^^
「ちょっとアドレスで右を向くくらいたいしたことないじゃん!」
そうですね。あなたがそう思うのもうなずけます。
しかし、クラブのフェース面青⑤が下手すると10度くらい、本来の赤ターゲットライン①から右にずれることになります。
これがいわゆる「フェースが開いて構えている」という状態で、スライス(右に曲がる球)が出る原因になります。
このように右を向いて構えたことが分かっていればいいのですが、それを、「俺はアドレスではちゃんとまっすぐ向いているぞ~」と思いながら打つと・・・
スライスする(右に行く)のを嫌がって、「左に打とう」とします。
そうすると、今度はアウトサイドイン(ゴルフの球筋は9種類!あなたはどのタイプ?|ゴルフ自己分析を参照)のスイング軌道となり、なおさらスライスするのです。
お分かりいただけましたでしょうか。
「なかなか、複雑そうだけど、普通の生活をしていれば、こうなるのもうなずけるな」
分かっていただけてうれしいです\(^^)/
では、次のパターンに移ります。
パターンその2(上級者でも間違うアドレス)
初心者さんのアドレスパターンの逆ですね。
タイガーウッズ写真の赤ターゲットライン①に対して、③④が開いた状態です。
いわゆるオープンスタンスですね。
この原因は様々ありますが、
- 「ターゲットをより正確に見よう」としすぎて、オープンになってしまう
場合があります。
人は両目でターゲットを把握し、距離や方向を確認しようとします。。
ゴルフでターゲットを確認するとき、皆さんはどうしますか?
当然、首を横に振って(右打ちなら左を向く)ターゲット(赤丸)を確認しますよね。
その時に一緒に体③④が開き、ターゲットの左に体を向けやすくなります。
足のライン②は、パターン1同様、そんなに狂わないと思いますが・・・
そして、新たなターゲットライン(青①)もそんなに左になりません。
これは、ちゃんと両目でターゲットを確認できるからですね^^
だから、フェイス面(青⑤)も、本来のターゲットに合わせやすいんですね。
つまり、赤ターゲットライン①に対しては、フェイスは直角を保っているいい状態です。
- 体が開いても、
- 目標を両目でちゃんと確認できるので、
- フェース面青⑤はターゲットに合わせやすいんです。
初心者パターンとは、この辺がちょっと違います。
しかし!! これがまたスライスの原因となります。
(上と同じ写真です)
体の③④ラインは青ターゲットライン①を向いているのに、フェース面(青⑤)は赤ターゲットライン①の方を向いている。
つまり、体のライン③④に対してフェース面⑤は開いている。
俗にいうオープンフェースです。
これがスライスの原因になりやすいんです。
まとめ(タイガー・ウッズのアドレスを真似てゴルフ上達)
ゴルフは、もともと右に曲がるスライス球の出やすいスポーツなのです。
ゴルフクラブの構造・形からもスライスは出やすいんです。
(クラブのトウ(先)部分が重いため)
クラブの話はまた後にしますが、ここでは、アドレス(構え)の重要性をわかっていただければうれしいです。
アドレスが決まれば、バックスイングから始まるゴルフスイングすべてがよくなっていきますから、がんばっていきましょう\(^^)/
では、どうやったらタイガー・ウッズのアドレスのように本来の赤ターゲットライン①に対して体のすべてのラインを平行に合せることができるのでしょうか?
その体感練習方法は2つ!!
- 机のへりに肩を押し付けろ?小学校の鉄棒が最適!!
- 車のシートがあなたに教えてくれる。
やっと、ゴルフ上達体感レッスンの話ができます。
次の「1分で世界一のタイガー・ウッズと同じアドレスを作るコツ|レッスン編」でお伝えします。
アドレス、アドレスと何度も言っていますが、簡単なアドレスほど狂いやすいんです。
プロの試合を見ても、プロがアドレスで構えた後にキャディーが後ろから確認して、それからスイングを始める姿を見たことがあるでしょ。
プロでもアドレスの方向を間違いやすいのです。
簡単に治せるアドレスを修正し、タイガーウッズに負けない完璧アドレスを手に入れましょう\(^^)/