ティーグランドの位置決めは大丈夫ですか?
(「軽井沢の一週間」より引用)
あなたはゴルフ場の罠に引っかかっていませんか?
「ティーショットがうまくいかない」あなたに贈る
”平らな場所って一体どこ? きれいな場所にだまされるなレッスン”
このレッスンであなたのティーショットでのOBがきっと激減しますよ^^
ではゴルフ上達レッスン開始\(^^)/
ティーグランドに平らな位置がありませーん。どうしよう?
読者Sさんからラウンド中のティーグランド(正式にはティーインググランド teeing ground)でのお悩みメールをいただきました。
===Sさんメール===
ゴルフエッグ先生、いつも分かりやすい解説で楽しく読ませて戴いております。
よくここまで極めたな、と尊敬しております。
唯一、ラウンドで危惧(きぐ)している悩みがあります。
それは、練習場ではドライバーがそこそこ飛びうまくいくのですが、私のよく行くT県のゴルフ場はティーグラウンドの水はけをよくするために、傾斜があります。
ゴルフ場自体が、地形のうねりを自慢にしており「ゴルファーが何回来ても簡単に攻略出来ないように造っている」とうたっています。
実際にプロが「あー あのボールがよく失くなるところね!」なんて言うゴルフ場です。
もう三年通ってますが、ティーグラウンドが傾いているのに最近気づき、行くのが嫌になってきました。
でも家から近いし、綺麗なので何とか意地でも攻略してやろうと、月二回コンスタントに行っています。
ティーグラウンドに立つとなるべく平らな位置を探すのですが、なかなか平らな所にティーをさせません。
1センチでも足場に高低差があると、練習場のようにナイスショットが出ません。
ミート率が落ちるため、ティーショットでの飛距離が30から50yardは変わってきます。
悩みの種です。何かよい解決法はありますでしょうか?
===悩みメールはここまで===
ゴルフコースの問いかけにあなたは答えられるか!
ティーグラウンドは、アマチュアのゴルフ大会でも観客が一番多い場所ですね。
普通の練習ラウンドでも後ろの組の人がいたりして、あなたが一打目を打つのを見ています。
その中で打たなければいけないのですから、緊張して当たり前ですね。
あなたの心臓は大丈夫ですか?
「そうだよ。精神的にもキツイのにその上、ティーショットが平らな位置から打てないなんてフェアーじゃないよ」
ゴルフ場の設計者は「ティーグランドは平らにする」というのが暗黙のルール(?)
というか、それはゴルフ場のマナーだとゴルフエッグは思います。
もちろん、ティーグランドといっても自然の中に作った、ただの高台ですから若干の傾斜はあるでしょう。
でも、ティーグランド全体が大きく傾いているというところはそうはないですし、もしそんなゴルフ場ならばちょっと問題ありだとゴルフエッグは思います。
ちなみに、2015年の全米オープンが開催されたチェンバーズベイGCは・・・
「いくつかのティグラウンドは2°~3°の微妙な傾斜があってアドレスで選手を惑わせた」(ALBA記事引用)ようです。
またティグラウンド以外でも選手からもクレームがたくさん出たゴルフコースでした。
ゴルフコースは本来
- ティーグラウンドだけは平らにしてやるぜ!
- でもあとはフェアウェイといえども斜面はいっぱいあるぞ。
- 平らなところに1打目をちゃんと打てるかな?
- グリーンの傾斜も考えて、2打目も打ちなよ。
- 君の腕前を見せてみなさいよ・・・ケーッケケケケッ
まあ、「ゴルフ場が近い」や「安い」など、他の利点があれば「ティーグラウンドが傾いていてもしょうがない」とあきらめるしかなさそうですね。
傾斜地の練習場だと思ってがんばってください\(^^)/
「えーそんなこと言わずにゴルフエッグさん何か教えてよー」
了解!
では「必殺 座頭市打法?」を授けましょう\(^^)/
ティーグランドの見た目にだまされるな!
整備されたゴルフ場でも、実はティーグランドで本当に平らな場所ってなかなかないです。
もしあなたが「まあこの辺でいいかな?」と安易にティーショット位置を決めていたのなら次の2つのことを肝に銘じておきましょう。
① 平らな場所を見つける方法
- まずは見た目で平らそうな位置を見つけて、立ち位置(足の位置)を決めましょう。
- 次にはその位置で目をつむってスタンスを取りましょう。
- その場所が本当に平らかどうか、足裏で感じてみましょう。
目を開けていると、視覚で人はだまされます。
目の前の木が傾いていたりすれば、それだけであなたの平衡感覚はその木にだまされます。
もし目をつむった時に「傾いているようだ」と感じたら、そこから少し足場を変えて再度同じことを繰り返しましょう。
「えー そんな足裏感覚、私にはないよ~」
あら、そんなことを言っていてはゴルフ上達できません!!
基本的にティーグランド以外は、ゴルフ場に平らなところはないのです。
だから、あなたは足の裏で大地の傾きを敏感に感じなくてはいけません。
これはパットでも大変重要なことです。
(「伝家の宝刀パッティングラインの読み方!それは「目を閉じて感じること」参照(PW必要記事))
ゴルフ場で「自分の最高のパフォーマンスを発揮したい」と思うのなら、日頃から足裏での平衡感覚は磨いておかなくてはいけません。
「1分でできるゴルフ上達法。足の裏をつねってみよう?!」記事も参考に^^
人は見えるものに騙されます。
目を閉じ「大地を感じる」のです!
「道路の錯視とその軽減対策」をぜひ読んでおきましょう。
おもしろいですよー
② あなたは再度見た目に騙される
あなたにここで一つ質問をします。
あなたはティーを指す場所をどのように決めていますか?
「そりゃあ ティーグラウンド内の平らな位置の話をしているんだから、そういう場所に決まってるじゃん」
本当にそうですか?
こんなふうに芝がよくそろっている場所かどうかで決めていませんか?
「どきっ!」
芝が削れていない場所の方が、気分がいいので、ティーショットも気持ちよく打てるでしょう。
でもここで大事なのは、足場が平らかどうかです。
足場が平らな場所に立ってアドレスをした場合、もしかしたら・・・
- ティーを指す場所は芝が剥げていたり
- 芝が茶色くなっていたり
- 多少のでこぼこがあったり
- 見た目が悪い場所かもしれません
でも、大事なのは足場の水平です!!
ティーを指す場所が多少波打っていても、しょせんティーアップするのですから関係ありません。
ティーグランド内なら極端な傾斜地にはなっていないでしょうから、どこにティーを指しても大丈夫と考えましょう。
これは案外見落としている人が多いはずです。
いいですか「大事なのは足場の平らさ」です。
「ボールを置く位置ではない」と心得ましょう\(^^)/
それでも傾斜地だったら・・・
もしティーグランドすべてが傾いているようなら、傾斜地と思って打ちましょう。
つまり前上がり(つま先上がり)ならフックしやすいだろうから「右を向いてフックボールが出てもいいように打とう」などと明確に決めて打つことです。
もうこうなったらしょうがないですもんね。
あとはゴルフ場に意見をするしかないです(^_^;)
そして最終手段は・・・
「そのゴルフ場にはいかない」という座頭市ばりにバサッと、そのゴルフ場を切っちゃいましょう^^;
(「bluestudio」と「多趣多葉」より引用)
あなたは、勝新派? それとも、たけし派?
答えによっちゃあ切られちゃうかもよ・・・ケーッケケケケケケッ
追伸 ティーショットでのミスを減らすための精神論
ティーショットでミス防止のために
人の目が怖い!プレッシャーを喜びに変えるゴルフドキドキ自己コントロール作戦
も参考になります。
ぜひ、ご覧くださいマセ