「どうしてもダウンスイングで右肩が下がり、すくい打ち(あおり打ち)になっている気がします」
「何か、良い改善方法がないですか?」
(ParOn引用)
ゴルフエッグのメルマガレッスンの読者Sさんからこんな質問メールをいただきました。
あなたも同じ悩みをお持ちですか?
「そうなんだよ、やっぱ高弾道の打球ってかっこいいもんね~」
「だからつい、すくい打っちゃうんだよね~」
そうですよね。
プロのような高く上がるボールはすてきですからね^^
でも、そこに落とし穴があります!
「えっ 落とし穴って?」
では、まずは意識のためにゴルフエッグと禅問答しましょう。
\(^^)/
これであなたも「ゴルフ悟りの境地」に達することができます。
さあ行きますよ! 「そもさん せっぱ!」
(東映アニメーション「一休さん」より引用・・・って知ってます?)
*「そもさん せっぱ」の意味についてはこちらを参照。
ゴルフボールはどこにある?
問1:あなたはボールを遠くへ飛ばしたいですよね?
「そりゃあ、もちろん! 飛距離アップはゴルファー全員の夢ですからね^^」
問2:そのためには、どのような打球を打つといいでしょうか?
「やっぱ高く上げないと遠くまで行かないよね」
(これ↑ゴルフエッグ本人です^^)
低い打球は、ラン(転がること)が出やすいですが、芝の抵抗は思いのほか大きいです。
だから、やはりキャリー(空中を飛んでいる距離)が多いほど有利です。
物理の計算上では、同じ力ならば45度の角度で打ち出されるときがもっともキャリーが多くなります。
(「二次関数で語れ」より引用)
「うんうん 学校の理科のときに勉強した気がするなー」
昔、ジャンボ尾崎(尾崎将司プロ)も言っていました。
「高く打ち出す方が飛ぶらしいじゃないか。だから俺は長いティーペグを使っているんだ」
今は珍しくないロングティーペグも流行の発端はジャンボさんだったように記憶しています。
実際のゴルフの打球では、スピン(ボールの回転)も大きく関係するため、45度が一概には最も飛ぶ打ち出し角度とは言えません。
ドライバーの場合は、スピン量が多すぎるとボールが舞い上がってしまい飛距離につながらなくなるからです。
ジャンボさんは、プロゴルファーの中では一番早くパーシモン(樫の木)のドライバーからメタル(金属)のドライバーに替えたプロです。
替えた理由の一つには、このスピン量を減らすことで飛距離アップにつながることを感じたからでした。
「そうか スピン量も大事なんだよね」
でも、今回はボールの高さの問答だけにしますね。
「そもさん せっぱ」に戻りましょう。
問3:さて打球を打つ前、つまりアドレスをした時ってボールはどこにありますか?
「そりゃあ自分の目の前だよ」
問4:自分の目の前って?
「えっ? 足元だよ。何言ってんのゴルフエッグ(怒)」
問5:つまり、あなたの目線よりかなり下にあるんですよね?
「そりゃそうです!」
ならば!!!!!
あなたがダウンスイングでしなくてはいけないこと
あなたがダウンスイングですることは、上から下への動きだけです。
だって、あなたの目線より下にあるんですから、下から上に上げようとするなんて論外なんです!
まずはアイアンでもドライバーでも、このことをしっかりと理解するのです。
「えー? でもそれじゃあ、ボールが高く上がらないよー」
いいえ、大丈夫です。ご安心ください。
フェアウェーウッドはドライバーの子分?アイアンの親玉?ゴルフ上達の真実に迫る!でもお話しましたが、ボールを高く上げるのはクラブフェイスのお仕事です。
クラブフェイスにはロフト角というものがついています。
これがボールを上げてくれます。
ゴルファーがやることは、ただ上から下へクラブを下ろしていく動きだけです。
上へあげようという動きは必要ないのです。
「でも、ハイフィニッシュ(高いフィニッシュ)がいいっていうよ?」
それは、上から下に動いたクラブがその後、たまたま高く上がるだけで、自分からあげようとしてはいけないのです。
「下に降ろされたクラブは、行き場がないので、しょうがなく上に上がってくるのだ!」と考えるのです。
「でも、じゃあなんでジャンボさんはロングティーペグを使って高弾道ボールを打てるの?」
ドライバーの場合、上から下に向かったクラブが、最下点を過ぎてからしょうがなく上に上がってくる最中にボールをとらえるようにボール位置を調整します。
そのしょうがなくクラブが上がってくる最中がロングティーペグで高い位置にボールをセットしておくと、結果的にアッパーブロー(下から上へ打ち上げる打ち方)になりやすいということです。
(下図参照)
ただここで勘違いしないでくださいね。
あくまでも最下点を過ぎた後「しょうがなく下から上に上がってくる最中にボールをとらえる」のです!
だから自分から
- 「すくい打とう」
- 「下から担ぎ上げよう」
と考えて打ってはいけないということです。
ジャンボさんも昔、言ってました。
「俺は、ボールを打ち上げようなんて考えたことはない」
「ターフをガッツリとって、賞金を稼ぐんだ。」
「芝の下には賞金がいっぱいあるんだ」と・・・
アイアンでの打ち方を表現したものですが、アイアンでもドライバーでも同じゴルフクラブです。
基本的なスイングは変えないで、ボール位置やティーペグの高さを変えることで対応しましょう。
そうしないとゴルフが難しくなります。意識はいつも同じにして打つ方がゴルフが簡単になります。
「意識は分かったよ。じゃあ具体的な練習方法は?」
では、まずこちらの記事のチョッコンバックスピンアプローチシリーズをお読みになって、小さな動きからボールを上から捉える練習をしてみましょう。
ボールを上から捉えるイメージが湧けば、体も自然とすくい打つような動きが改善されていきます。
お試しください\(^^)/
スイング改造をして飛距離アップを求めるなら、ゴルフエッグも飛距離を伸ばした最もシンプルな飛距離アップ練習プログラムで勉強してみましょう。
ゴルフすくい打ち、あおり打ちの修正法のまとめ
- 上から下への動きしかゴルファーは考えなくていい。
- ボールを上げるのはクラブフェイスのロフト角の役目。
- ボールの位置やティーペグの高さを変えるくらいで打ち方は変えない。
あなたのゴルフクラブのそのロフト角を信じて、クラブを上から下に動かしましょう。
そして自分の足元、つまり下にあるボールへぶつけていきましょう\(^^)/
まずは、この意識をしっかり持つことです。
だって、どんな場面でもどんな状況でも、自分の頭の上にゴルフボールがあることはないですもんね^^
ヒエー(^_^;) でも・・・やっぱり上から下で打ちましょうね(^_^;)
続きは↓こちらでご覧になれます。すごいですよー
以上、ゴルフエッグからの「そもさんせっぱ」でした^^
==追伸==
「そもさん せっぱ」は漢字だと、「什麼生 説破」と書くそうです(^_^;)