自宅の壁を利用してすぐにできる「ゴルフのアドレスの作り方 簡単手順6つで上達!自宅で練習|ゴルフの構え理由編」の続編 体感実践レッスン編です。
あなたは、このレッスンで
- バランスのよいアドレスを作ること・確認することができる。
- それに伴い、スーパーショットを生むことができる。
- もちろん、スコア(成績)だって良くなる。
さあ、ゴルフ簡単体感レッスンのスタートです。
ゴルフのアドレスの作り方、指導例
ゴルフのアドレスの作り方では、
- 「その場でジャンプをして、着地した時の体勢をゴルフのアドレスとしよう」とか
- 「出っ尻のかっこうでOK」
など、さまざまな指導法があります。
もちろん、ゴルフエッグもやりました^^
そして、どれも間違いではありませーーん。
でも、「ジャンプする」ということは、「動く」ということです。
ですから、人によっては、そのジャンプ自体でバランスを崩したり、動きが違ったりします。
そうなると「体勢の取り方も、みな同じにはならないのでは?」と思っています。
また「でっ尻」もしかり…
ならば、どうやってアドレスの作り方をお伝えしようか?と考えてみました。
「そうだ!目標物を設定しよう」
そのアドレスの作り方の方法が「自宅の壁を利用する」です。
アドレス作りの練習は自宅の壁を利用しよう
窓がないお宅はあるかもしれません(それはそれで怖いです^^;)が、壁がないお宅はないでしょう。
さあ、「アドレスの作り方 簡単手順」は①~⑥の6つです。
その①
壁に背筋を伸ばして、ぴったりと背中をつけて立ちましょう。
足の広げ幅は、ゴルフのショットのときの肩幅程度の足の幅でいいですよ。
その②
その背筋を伸ばしたまま、壁から10cm離れてください。
ゴルフエッグは、身長約170cmです。
それで、10cmでちょうどよかったです。
長身の方は、もう少し遠くへ離れるようにしてください。
この辺はどうしても個人差が出ます。
でも、離れる距離は7~15cmくらいですね。
そして、この壁が目標物です。
さあ、離れたところで、ここから…
その③
背筋を伸ばしたまま、お尻を壁につけましょう。
「なになに~???どうするんだ!」
簡単です。体をくの字にして「プリッ」とお尻を突出すだけです。
ただし、その際、
- 足の膝(ひざ)は伸ばしたままで、曲げないでください。
- 背筋も伸ばしたままですよ^^
「尻相撲」で相手をお尻で突き飛ばす感じとでも言えばいいでしょうか?
もちろん、体重は・・・
かかと寄りですよね。それでいいです。
その④
腰を折り曲げた角度を変えないように「ひざカックン」をしましょう。
「なんだ???カックンって?」
あなたは学生時代にしませんでしたか?
ボケーと立っている友達の背後から、自分の膝(ひざ)を、友達の膝裏にぶつけて、友達を「カックン」とズッコケさせることを・・・
あれですよ、あれ!
あの感じで「自分の膝(ひざ)をカックンと折ってください」
膝を伸ばしているのが辛いから「少し折る」だけでOKです。
そのとき、かかと体重に変化が出ますよね。
おおむね、土踏まずや母指球に重心があるでしょう。
この感覚はぜひ「1分でできるゴルフ上達法。足の裏をつねってみよう?!」を参考にあなたの重心はどこか?を確認してください。
さあ、最後のツメです。
その⑤
両手をダランと下げましょう。
当然、前かがみの姿勢にあなたはなっています。
でも、足の裏の重心位置はバッチリなはず!
あとは、両腕を重力に任せてたれ下げてみてください。
肩からまっすぐ下にさがりますよね。
その⑥
最後は、両方の手のひらを合わせて・・・
はい、ゴルフの構え・アドレスの完成です。
アドレスの解説
③の「お尻を壁につける」は、いわゆる「出っ尻」のかっこうです。
お尻を突き出せと言われたとき「目標物(壁)があるといいかな?」と思いました。
そして、できた前かがみの角度を、ゴルフでは「前傾角度」といい、重要なポイントです。
(この時の姿勢は、前傾姿勢 とも呼びます)
この前傾角度は、ゴルフのスイング中、変えてはいけないのです。
この角度でできた背骨を中心軸として、ゴルフは円運動をするのです。
- 上半身が円運動をして、
- 握っているゴルフクラブも円運動をする。
- そして、ボールが打たれる
わけです。
(スイング軌道については「ゴルフの球筋は9種類!あなたはどのタイプ?|ゴルフ自己分析」を参照ください。)
円運動とここでは便宜上、お話ししていますが、そのためゴルフの動きは回転運動と勘違いしやすいです。
ゴルフの場合、上半身は回転運動なのですが、腰は回転運動させないでくださいね。
腰は「捻転させる」です。
捻転については「椅子に座ってゴルフが上達?|ゴルフは股関節2」など多くの記事を書いています。よろしくお願いします。
話をアドレスの作り方に戻しますm(__)m
④の「ひざカックン」では、あなたの重心の位置が変化するのを感じてください。
そして、バランスの良い位置に重心を微調整してください。
「バランスの良い位置」とは、「アドレス簡単手順6つで上達!自宅で練習|ゴルフの構え理由編」に書いた「安定した構え」です。
つまり「どの方向にも動けそうな位置に体重を移す」ということです。
「ひざカックン」だけでは、バランスの良い位置に重心は完全には動きません。
あなた自身で
- 前後左右に少しだけ体を揺らすように動かして、
- 「あなたのベストの重心位置」を見つけましょう。
「ベストの重心位置って、どうやってわかるの?」
それは「どの方向にも動けるぞ」と思える位置です。
かかと体重だと、前に動くためには一度、体勢を立て直してから(重心を動かしてから)でないと、前に動けないと思います。
そのようなことのない「その場から左右前後にすぐ動ける位置」です。
ちなみに、少しヒザも折っているのですから、上下にも動けないと困りますよ。
⑤の「重力に腕をまかせる」では、ゴルフクラブを構えたときの「あなたのグリップの位置」の確認ができます。
二の腕が胸に少し当たるくらいの位置になると思いますが、いかがでしょうか。
そして両手を握る⑥がそのグリップ位置です。
どうですか?
結構「体に近いな」と思う方が多いのではないでしょうか。
アマチュアの方は、手を体から離して構える人が多いように感じます。
あなたはいかがですか?
もし「もっと体から離したいな」と思うなら、③の前傾角度をもう少し多く(前に体をたおす)すればいいのです。
つまりは、②の壁からもっと離れるということになります。
また逆に「離れすぎ」と感じる場合は、前傾角度を立てればいい(体をおこせばいい)わけです。
「なんだ、結局自分の好きに壁から離れればいいんじゃん!」
でも、どうでしょうか?
あなたの好きなその位置で「バランスよく」立っていられますか?
アドレスに不安がある方は、まずは始めに作った前傾角度で、腕をたらしてみましょう。
それが、あなたの「ベストのグリップの位置」になるはずです。
ゴルファーが、ゴルフスイングをする(腕を振る)と、どうしても、このグリップ位置は「浮き上がりやすくなる」のです。
「グリップが浮き上がる」とは・・・
「ボールを打つ時の手の位置が、アドレスの時の位置より上になる」ということです。
「なんで、グリップが浮き上がるの?」
それは、スイングしているときに、③の前傾角度が立ってくるからです。
つまり、「体がおきあがる」のですね。
この前傾角度を保ちながら、スイングするのは結構しんどいです。
前傾角度は、中心軸という話を先にしましたが、
- この中心軸が狂えば、当然・・・
- 上半身の円運動も狂う、
- 結果、クラブにボールが正確に当らない
となるわけです。
「前傾角度を保ちながらスイングするには、じゃあどうすればいいんだ!!」
それは、「力任せにスイングしない」ことです。
バランスが崩れたら元も子もありませんからね。
その練習法としては、「超簡単で超高難度?ドライバーの飛ぶ距離を上げるゴルフ上達練習」の記事を参考にしてみてください。
あなたの体力、体形に適したスイングスピードが身につくはずです。
ゴルフの簡単アドレスの作り方のまとめ
ゴルフのアドレスの作り方では、壁を背にして・・・
- 壁に背中をぴったりつける
- 10cm程度離れる(身長による)
- お尻を壁につける
- ひざカックン(足裏感覚を鋭敏にして、重心位置を確認)
- 腕を重力に任せてさげる
- そのまま、両手を握る
です。いかがでしょうか。
あなたも、タイガーウッズのようなアドレスができれば、スーパーショットも間違いなし!!
もし、あなたが「アドレスが狂っているかな?」と感じたら、壁を使って、確認していただけたらうれしいです。
また、ゴルフエッグは「リズムシンクロ打法」というゴルフ教材でも、アドレスが狂わないように時たま見直しながら、勉強しています。
どんなにゴルフ上達しても基本は大切ですからね^^(「リズムシンクロ打法 実践感想文」を参照ください。)
アドレスの見直しだけで、一気に悩み解決!ということはよくあります。
ぜひ、あなたも一度確認していましょう\(^^)/
前傾の角度は、どのクラブでも同じで良いのでしょうか?
ミドルさん
こんにちは、ゴルフエッグです。
お返事が遅れて申し訳ございませんm(_ _)m
ご質問についてですが、
短いクラブほど前傾角度は深く(前かがみになる)
長いクラブほど前傾角度は浅い(体が起き上がる)
と思っていいです。
クラブのライ角も番手によって違いますからね。
参考になれば幸いです^^