- クラブを逆に持って振ることで大きな風切り音を聞いてみる
- 振り方によって、音の出る場所に違いがあるかを確認する
- 「フォロー側で風切り音が鳴るのが良い」ということを理解する
とお伝えしました。
「『逆持スイング』だと音がよく出て気持ちいいけど、どうしてもダウンスイング側で音が出ちゃう~」
はい、ではフォロー側で音が出るように「ゴルフ上達ヘッドスピードアップ加速度レッスン」を始めてみましょう\(^^)/
両手で振るからゴルフは面倒(^_^;)
ゴルフでは両手でクラブを握って振りますが、あなたが右打ちのゴルファーならば左手だけで『逆持スイング』をしてみましょう。
どうですか?体の左側(フォロー側)で音が鳴りやすいと思いますが、いかがですか?
「あっ本当だ。左側で鳴ったぞ」
これがうまくいったら、今度は右手だけで『逆持スイング』をしてみてください。
今度は右側で音が鳴りやすいはずです。
「そりゃそうだ、右手で振れば体の右側で振るし、左手なら左側で振るから音もそれに合わせて出るのは当たり前じゃん」
はい、そうですね(;^_^A
つまり、両方の手でスイングした場合に、ダウンスイングの初めの切り返しを、利き腕である右手に力を入れて振ると、体の右側で音が鳴るのです。
だから、トップオブスイングからの切り返しでは・・・
- 腕に力を入れずに
- 上がった腕(クラブ)が重力で落ちてくる感じでダウンスイングをスタート
- ダウンスイング後半から徐々に力を加えて
- フォローにかけてビュンと振っていく
こうすれば、体の左側で音がしやすくなるのです!!
「そうか、体の右側で音が鳴るのは、ダウンスイングのはじめに、とくに右手に力を入れすぎているからいけないのか」
「コックが早くほどけることも原因のようだね」
「一生懸命振らなきゃいけない、と思いすぎるのが悪いんだな~」
はい、切り返し時から最高ヘッドスピードを出そうとしてはいけないのです。
滑り台を滑るがごとく、インパクトに向けて徐々に加速していくことが大事なのです。
「そうか、スイングの後半に備えて、力を温存して、ここぞというインパクトのときに「ビシッ」と力を使うようにすればいいのか」
はい、その通りです^^
人間は最大パワーをずっと使うことはできない
ゴルファーの多くは「飛ばしたーーい」と思うと、利き腕の方に余計に力が入るのはしかたがないことかもしれません(^_^;)
そのため、ダウンスイングの開始時の切り返しのときに「グッ」と力を込めてスイングを始めてしまいます。
しかし、物体を加速させるには、力を加え続けなくてはいけません。
だから、インパクトまで力をどんどん加えることができるのであれば、クラブヘッドも加速されていきます。
しかしながら、人間は一度大きな力を使うとそのあとは、その力以上のパワーを出すことができません。
だから、トップからの切り返しで多くの力を使ってしまうと、その後のインパクトに向けてクラブヘッドを加速させることができないのです。
切り返し時は「フワン」と振るくらいでいいのです。力なんていらないのです。
飛距離アップを望むなら、この加速度原理をちゃんと理解することが大事です!
切り返しの時は、グッと力を入れるのではなく、逆にゆっくりダウンスイングを始めることにより力を温存して、インパクトに向かって右手及び左手の両方で徐々にスピードアップさせるようにするのがドライバーの飛距離アップにつながるのです。
もし「どうしても右手に力が入っちゃう」という人は「右手は添えるだけで左手一本で振るつもりでスイング」するのもいいでしょう。
上記で説明したように「左手中心で振れば必然的に体の左側で風切り音が出る」のですからね。
「じゃあ右手は使わない方がいいのかな?」
いいえ、飛距離アップのためにはやっぱり利き腕の力が絶対的に必要です。
利き手の力を使わずして最大飛距離アップは望めない!
「じゃあどうすれば、利き腕の上手な使い方がわかるの?」
はい、それも『逆持スイング』で体感しましょう。
- ドライバーを逆さにする
- 右手だけで何度も振ってみる
- 右手だけでも体の左側で音がうまくなる時の右腕の使い方を試行錯誤する
右手一本で振った場合でも、ちゃんと体の左側で鋭い風切り音を出すことはできます!!
クラブをトップオブスイングの位置から徐々に加速させるイメージを持って振れば、体の左側でもしっかりと音が出ます。
耳を澄まして、体の左側から音が出るときの
- 音の出具合
- 右腕の力の入れ具合
- 右手首のコック具合
- 右手の握る力具合
を検証してみましょう。
自分の体と対話しながら「こうやるといい音出るな~」をつかんでみてくださいm(_ _)m
特殊なお仕事をしている人でない限り、人は利き腕の方が力は断然強いはずです。
それをゴルフで効率的に使う使い方をあなたは知らないだけなのです。
もちろん、左腕でも同じように『逆持スイング』で「どのようにすれば一番いい音が体の左側で鳴るか」を検証しましょうね。
それぞれの腕の使い方を習得するには、片手で振った方がわかりやすいですから。
ただし、注意があります!
片手で振る場合でも通常のスイング軌道を意識して振らないと意味がありません。
インパクトゾーンでのクラブの動きは②になるように振りましょう。
右手だけで振ると体を開いて振りやすくなるので③になりやすいです。ご注意を・・・
片手でいい音が出せるようになったら、両手でも同じ感覚で振れるように練習しましょう。
「あれ?片手だとうまくいくけど、両手になるとぎくしゃくしちゃうぞ~」
確かに、両手で振った場合に風切り音が片手の時よりも鈍くなることがあります(^_^;)
それは「ヘッドスピードを減速させる振り方をしている」「どちらかの腕が邪魔をしている」ことを意味します。
チョーもったいないです(;^_^A
あなたのパワーを最大限に生かせるようにするためにも、右手も左手もしっかり使った両腕素振りで、体の左側で風切り音が鳴る振り方をマスターしましょう。
「うん、わかったよ。だいぶいい音が出るようになったぞ」
それはよかったよかった。
「とはいえ、素振りではよくなっても本番でうまくいかないと意味ないしな~」
ならば、次回Part3では、そのヘッドスピードを本番で生かすための実践的飛距離アップ体感レッスンをご紹介しますね^^/
ゴルフスイングで風切り音をフォローで鳴らそうのまとめ
まず今回のゴルフ上達体感飛距離アップレッスンPart2で・・・
- 力はダウンスイングの初めに使わない
- 徐々に加速させるために力を温存しておく
- 利き腕で振ろうとしすぎていないか確認する
- とはいえ、利き腕もしっかり使わなくっちゃ最大ヘッドスピードは出せない
以上4点をご確認ください。
では、次回は最大ヘッドスピードを実践で生かすための体感レッスンをお届けします。
これを読まなきゃ、どんなにヘッドスピードがアップしても宝の持ち腐れになってしまいます(^_^;)
こうご期待!!