コンバインドプレーンとベンホーガンのスイングプレーンの理解は「重力打法」で融合だ!
と、コンバインドプレーン派?ベンホーガンのスイングプレーン派?ゴルフ上達重力理論打法の記事で書きました。
その記事内に出てくるTさんからは、他の質問として
- 「フェイスターン、フェイスローテーションを積極的に行うべきか、意図的に行わないべきか?」
- 「クラブを縦に挙げた状態から、インサイドにまわして降ろしてくるのか?」
もありました。今回はこの質問についてお答えしましょう\(^^)/
今回のゴルフ上達レッスンであなたは
- クラブによって考え方をちょっと変えなくてはいけないことが分かる
- 飛距離アップを狙うか、方向性アップを優先するかを明確にできる
さあ、またまたプレーンオムレツを食べながら、まったりと進んで行きましょう\(^^)/
フェイスターンを積極的に行うべきか、意図的に行わないべきか。
ちなみに、あなたは「フェイスターン、フェイスローテーションを積極的に行うゴルファー、意図的に行わないゴルファー」のどちらですか?
「うーん これはどんなクラブかによります(^_^;)」と、どっちつかずの答えになってしまいますm(_ _)m
毎年クラブの性能はアップしています。これはクラブ製造会社の企業努力の賜物ですね。
このような最近の大型ヘッドのドライバーは「フェースターンをしなくても良いクラブ」と言われています。
大きくなったことでヘッドのブレがなくなり直進性がアップしました。
逆に言うと「ヘッドが大きい(大型)ので、高速でスイングする中でフェイスターンをするのは難しい、変化を与えにくい」とも言えます。
だから「直進性がアップする」ということなのです。
そのことで「打球が曲がりにくくなる」というメリットが生まれるのです。
そもそも「フェイスターンを行なう」ということは「フェイス面を変える」ということなので、それだけ方向性が狂うわけですからね。
このような大型ヘッドは『フェイスターンしなくて良いクラブ・しにくいクラブ』なのですから、わざわざフェイス面を変えるという操作はしない方がいいということになるわけです。
また大型化により「フェイス面が大きくなったので、多少当たる場所がずれても、ミスヒットにならない」という恩恵もうけられますのでうれしい技術革新なのです\(^^)/
いえいえ、何事もメリットがあればデメリットもあります(^_^;)
大型化になってゴルフがやさしくなったけど、面白味も減った
「フェイス面を操作しにくい」ということは意図的に曲げる場合のドローやフェードの打ち分けが難しくなるということにもなります。
丸山茂樹プロなんかも
「普通に振るだけで飛ぶようになったから、ちょっとつまんなくなったよね」
「タイガーのような『えーそんなことができるの?』みたいな驚きは減ったね」
というニュアンスのコメントをされていました(^_^;)
また、「フェイス面を操作しにくい」ということから「バックスイングでフェイスが必要以上に開いてしまうと、それをインパクトまでに戻せない・戻しにくくなる」ということにもなります。
元来クラブフェイスはスイング中には、バックスイングで開いて、それをダウンスイングで閉じていくことでアドレス時の状態に戻すものです。
だから、もしあなたがスライスで悩んでいるのなら、それは大型ヘッドのせいかもしれないのです。
バックスイングで「よーし飛ばすぞ――」と思いすぎて、グラブをぐるっと後ろに回す時に一緒にフェイス面を開き過ぎている可能性があります。
バックスイングでフェイスが開くこと自体は悪いことではないし、クラブの特性上、開くのが自然です。
でも、開き過ぎていた場合は、それを適切に戻す(閉じる)作業は、とくに初心者には難しいです(^_^;)
このようなクラブの特性を知った上で、大型ヘッドのドライバーを使うならば、フェイスの開閉を抑えて打つのが得策ということを覚えておきましょう\(^^)/
いいえ、そこはクラブメーカーも対策を取っています。
上記のような理由からも、クラブフェイスが初めからちょっと左を向くようになっているフェイス(フックフェイス)になっているクラブが初心者用には多いのです。
そういうドライバーを使うのも一案です。
でもここでも注意が必要ですよ~
もし、フックフェイスのクラブを無理やりフェイスターンしたら今度は「どフック」になる場合があります。
またあなたのスイングがアウトサイドインならば、今までは左に飛んで行っても、その後良い具合に打球がスライスしてフェアウェイに戻ってきた球が、フックフェイスになったことで、左にそのままカッ飛んでいく「ひっけけボール」に変身してしまうかもしれません(^_^;)
とはいえ、ドライバーの大型化はスィートスポットが広くなったという意味でも、アマチュアには多くのメリットがありますからぜひお使いくださいマセ^^/
これらの様々な理由から「どのようなクラブを使っているか、によっても変わってきます」とお答えしたいのです。
でも、飛距離アップを目指すならフェースターンの動きは使いたいところです。
フェイスターンするとなぜ飛距離アップするの?
難しい言葉で言えば「スイングスピードにさらに角速度を加えることでヘッドスピードをアップさせる」ということです。
「フェイスターン」とはどのような動きかといえば・・・
- クラブヘッドのネック(シャフトが刺さっているところ)を支点として
- トウ(フェイスの先)が右から左に円を書くように動く(フェイスを閉じる)
その動きは小さいですが速く動きます。
またシャフトを回すだけの小さい動きで済むので、力がなくとも速く動かすことができます。
ボールの当たるフェイス面が速く動けば、必然的に飛距離もアップするというわけです。
また「フェイスを閉じる」という動きによって「ボールを捕まえる」という動きになります。
これにより
- 「フック回転がボールに掛かる」
- 「ボールがこすれないで、力強く打てる」
ということになり、さらに飛距離アップが望めるという寸法です\(^^)/
フェイスコントロールはゴルフの楽しみを高次元へといざなう
そうです。ただ、先ほどもお話しした通りに大型トライバーなどはフェイスターンを抑えた方が大けがしない打球となるし、スイングが簡単になります。
ドライバーの飛距離アップは捨てがたいですが、ドライバーはちょっとの曲がりが大きな痛手になるので、フェイスターンをしない打ち方で安定性を求めましょう。
それにドライバーの場合はスイングスピードを上げるより、ミート率を上げることの方が飛距離アップおよび方向性アップにつながりますから。
それを理解した上で、ぜひ「フェイスターンの面白さ」も味わってほしいです。
意図的にフェイスコントロールをするのはゴルフの醍醐味でもあります。
一歩、上いくゴルフ上達の楽しみの一つです。
ドライバーでは難しくとも、その分、アイアンではフェイスターンができるようになりましょう。
「ボールを捕まえる」という動きは、とくにアイアンでは必要です。
こすれるような「薄く当たるボール」ではなく、しっかりとボールを捕まえて「厚くボールを打つ」練習を心がけましょう。
ボールをコントロールするためにも、しっかりとボールに自分の力を加えられるようにしましょう。
このことは「ピンポイントで目標を狙いたい」アイアンショットや「転がりも計算に入れなくてはいけない」アプローチでは重要です。
とくにアプローチでは「どれだけ転がるか、転がすか」がポイントとなります。
そのためには「ボールにどのような回転を掛ければいいのか」が寄せるためには欠かせません。
つまり「フェイスコントロールが大切」ということです。
ゴルフエッグのWEBアプローチレッスンを受けているレッスン生さんからも、
========
「『君!フェイスの使い方がうまいね』ってスクールのレッスンプロに褒められました」
「フルショットにも良い影響が出てきました」
========
という感想をいただいたことがあります\(^^)/
このように「フェイスコントロール」ができるようになると、アプローチだけでなくフルショットまでゴルフ全体が良くなっていきます。
もちろん、強引に小手先でフェイスターンをしてしまうと強烈なフックや引っ掛けになり、左のOBにまっしぐら_| ̄|○ガックリ・・
なんてことにもなるので注意が必要ですが・・・(^_^;)
「どう動かすとどうフェイスが変化し、どのようなボールが打ち出され、どう転がるのか」
「どのような回転をボールに与えれば、転がるのか、止まるのか」
ということを知っておくことは、より高みを目指すならば重要なことだとお考えください。
「フェイスターンを積極的に行うべきか、意図的に行わないべきか」のまとめ
- 昨今の大型化したドライバーは飛んで曲がらないように設計されているので、その特性を活かして「フェイスターンを抑えて」スイングし、真芯でとらえることを重要視しようよう
- アイアンなどはボールコントロールが要求されるクラブだから「フェイスターンもしっかりできるようになろう」
- フェイス面上でボールがどのように動くか、動かすのか、を感じながらさらなるゴルフの楽しみを追求しよう\(^^)/
以上ですが、いかがでしょうか。
さて、またまたあなたにしっかり伝えたいと思って、4000字以上も書いてしまって記事が長くなっちゃいました(^_^;)
Tさんのもう一つの質問である
「クラブを縦に挙げた状態から、インサイドにまわして降ろしてくるのか?」
は、次の記事「ゴルフ上達の難問それは「間」 バックスイングとダウンスイングのスイングプレーンの違い」をご覧ください^^/