タイガーウッズが世界一の理由の第4弾では、「右手が前に出ても、右肩は出るな!」をお話ししました。
その続きの右肩がテーマの記事です。
結論:「ゴルフのアドレスは右肩が下がるが正解」
- ゴルフではグリップするときは右手と左手をずらして握ります。
当たり前のことですが、これがスイングを難しくする原因の一つです。
*ゴルフのクラブを握ることを「グリップ(する)」といいます。
野球や剣道、両手打ちでのテニスなど道具を使って、ものを打つようなスポーツはすべて同じですが必ず両手をずらして握りますよね。
ゴルフの場合、グリップ位置は腰のあたり。
つまり、目の位置よりもかなり下で握ります。
そうすると右利きの人は「左手が上、右手が下」となります。
また当然ですが、手は腕についています^^
これらのことを順で読み解くと
- 右腕と左腕の長さは、だいたい同じ。
- 右手が下にあるのならば
- 右肩が左肩より下がるのは当然!!
そう、ゴルフのアドレスは「右肩を下げるが」正解なのです。
これが、「タイガーウッズが世界一の理由その1」でも書いた「両肩のラインは水平でなくていいよ」のことです。
前方からと後方からの写真です。
後方からは、赤のラインはすべて平行にしなくてはいけません。
しかし、前方から見た両肩のライン④は水平(平行)にならなくていいんです。
右利きのゴルファーを正面から見ると・・・ちょうど写真のように「逆Kの字」になります。
ちなみに、ゴルフクラブが長くなればなるほど、右肩は下がっていきます。
これは体感するというより、理屈を理解してもらった方が早いでしょう。
ただ、逆K字のくびれは、体のどこか?これは体感してもらいたいです。
さあ、無理やりゴルフ上達体感レッスンに持ち込みます。
体のくびれの作り方
逆Kの字のくびれは、もちろん腰のところです。
右わき腹といった方がいいでしょうか。
突然ですが、牛乳を飲みたくありませんか?
- 左手に牛乳瓶を持つ。
- 両足を開いて、牛乳をかっこよく飲む?
- そう、右わき腹に右手を当ててグイッと飲む。
失礼しました m(_ _)m
でも、どうです?
右手で右わき腹をグッと押して、くびれを付けるのです。
ただこの時、
- 足と腰は動かさないで、
- 右手を当てたところから
- 上半身だけを右に折るのです。
間違っても、右ひざ(右足)を左ひざより折り曲げて、右全体を低くしているわけではありません。
また「左側に左腰を突き出して、体全体がくの字になるのではありません」
それに右肩が下がるのはあくまでグリップ時に右手が左手より下にあるからです。
だから「無理やり右肩を下げるわけではない」ということもお間違いなく。
まとめ
- グリップで右手を下にする。
- だから、右肩も下がる。
- 右わき腹から曲げる感じで逆Kの字をつくる。
そして、忘れないでください^^
- 後方からは、すべてのラインを平行にする。
- 前方から見たラインは、水平ではない。
ゴルフ上達にはとても大事なことです。
これを意識するだけで、あなたのゴルフは格段に変わります。
そして何より、自分の
- 体の微妙な違いを繊細に感じ、
- その違いを楽しみながら
ゴルフができます。
自分の右肩も位置も一度確認して、さらに一歩ゴルフレベルの高い感覚を身に付けよう。
いつも拝読させていただいております
アドレスで右脇腹から右に傾くと、上半身の軸も当然右に傾きます。その状態で軸なりにスイング(円運動)すると、下から上への軌道になる→ダフリ易くなりませんか?上から叩くイメージにし易いのは右肩が高いアドレスではないですか?(実際にはそんな事はあり得ないのは理解していますが…)
渡辺さん
セットアップのボール位置によって右への傾き具合も変わりますね。
ドライバーなどは、ヘッドが最下点後上昇してから打ちたいのでボールが当たるときにはアッパーになります。
しかし、最下点までは上から下への軌道で打つからダフらないのです。
アイアンは最下点前に打ちたいからダフらないのです。
このような意識で打ちましょう。