ゴルフ上達レッスンのFlow of a lesson シリーズはいかがですか?
シリーズ11回目はいよいよ「ダウンスイングについて」お話しします。
写真はアイアンのスイングですが、ドライバーでも同じですよ。
グリップエンドの動きに意識を集中させて良いスイングを作っていこう(*^▽^*)
ゴルフのダウンスイング
- トップ(トップオブスイング)が決まると
- 切り返しがうまくいき
- ダウンスイングもうまくいく
と「トップではクラブを握るではなく、支えるという感覚がいい」でお話をしてきました。
ということは、「とにかくトップを決めてください!」
ということで今回の記事は終わり^^なんていったら怒っちゃいますよね(^_^;)
そこで、今回はトップからダウンスイングを始めるときの注意点を、ゴルフエッグに質問してくれたMさんからのメールを元に語ってみますのでよろしくどうぞm(_ _)m
ダウンスイング グリップエンドの向き
質問者Mさんのメールには・・・
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メルマガレッスン生のMです^^/
ダウンスイング時のグリップエンドの向きについて質問させてください。
レッスン書などを読むとダウンスイングではグリップエンドは
- ボールを指す!
とか - 地面を指す!
とか色々聞きます。
どれが正しいのでしょうか?
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さて、あなたならこの質問にどうお応えしますか?
ゴルフエッグは・・・
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質問ありがとうございます\(^^)/
そうですね。
たしかにそのように言われるときがあります。
ゴルフエッグも、グリップエンドを意識してダウンスイングの練習をした時があります。
そのときゴルフエッグは
- 「グリップエンドがボールを刺す!」を意識しました。
ただ、意識したのはダウンスイングを始める「ある一瞬だけ」です。
意識を変えればスイングが変わる!
ダウンスイングと一口に言っても分割してみると
- トップオブスイング(スタートライン)
- 切り返し(スタートの瞬間)
- クラブが降りてくる初期(100m走なら50mまで)
- 中間地点(50~60m)
- インパクト(ゴール^^)
くらいに分けることができます。
このダウンスイングのそれぞれの瞬間でグリップエンドが向いている方向は異なります。
唯一同じ方向を向いていると言えるのは、1のトップオブスイングと、2の切り返しのスタート位置のときでしょう。
この写真はアイアンのスイングでのトップから切り返したところの瞬間です。
若干の違いはあるにせよ、グリップエンドの方向はどなたも同じだといっていいでしょう。
そしてゴルフエッグが「グリップエンドがボールを指す」のを意識したのはこの「切り返しの瞬間」です!
「えっ上の写真の瞬間にもうグリップエンドがボールを指していたらおかしいんじゃないの?」
はい、その通りです!
あくまで行うのは「意識だけ」であって、実際のスイングでグリップエンドがきり返し時にボールを指していることはありません!
もし、本当に切り返し時にグリップエンドがボールを指すと、とんでもない浅いトップで、それもノーコックで打つような場合でしょう。
また、トップからすぐにコックをほどいて、クラブヘッドを下に落とすようにしないと、切り返し時にグリップエンドがボールを指すことはありません。
だから切り返しで「ボールを指す」を意識してダウンスイングを始めても、実際に「グリップエンドがボールを指す」のは、分割3の「クラブが降りてくる初期」または、分割4の「中間地点」くらいまでグリップが降りてこないと指さないです。
スイングは一瞬です。
だから意識と実際の動きには違いがあっても不思議ではないし、またそれでは間に合わなくなるということもあるのです。
「じゃあなんでグリップエンドがボールを指すように意識して切り返すといいの?」
それは、あなたのクラブのスイング軌道が
- 「アウトサイドインの軌道になりにくい」
ということです。
「グリップエンドをゴルフボールにぶつけよう~」と思って切り返す意識を持つことによって、インサイドからボールを打つという意識が生まれるのです。
また、利点としては「右手が悪さ」をしなくなります。
「えっ 右手の悪さってなあに?」
右手の悪さと、アウトサイドイン
「悪さ」というのは、右手が、かぶって入ってくることです。
この「悪さ」を防げるのです。
「今度は かぶるってどういうこと?」
ではちょっと実験をしてみましょう\(^^)/
トップオブスイングの姿勢を作ってから・・・
- 右手の小指側から、ゴルフボールに近づく場合
と - 右手の親指側から、ゴルフボールに近づく場合
の2つの動きを行ってみてください。
右の手のひらがボールの方を、早く向くのはどちらでしょうか?
「そうだな~2の方かな?」と、感じてもらえますか?
この2の感覚が「かぶって入ってくる」感覚です。
この右手が、かぶって入ってくると、今度は右脇はどうなるかお分かりでしょうか?
「そうか、右脇は空きやすくなるんだね」と、こちらもこのように感じてくれるといいのですが、いかがでしょうか(^_^;)
右手がかぶって入ってくると・・・
- 右脇が開きやすくなる
- 右肘を絞ってダウンスイングしにくくなる
- 結果、アウトサイドからダウンスイングされることになる
のです。
右肘の使い方は
ウェーターのアルバイトでスライス直す?ゴルフ上達秘密の近道!
の記事のように動いてほしいのです。
「でも、グリップエンドがボールを向くように切り返すと、クラブのフェイスがすごく開いて降りてくる感じがするんだよね~」
ちょうどこんな感じになるということでしょうか?
上記でも触れましたが、
切り返しで本当にグリップエンドをボールに向けてしまうと、早めにコックがほどけることになります。
そのためダウンスイングの初期段階でクラブヘッドが落ちることになり、結果この写真のようにあおるようなスイングになるかもしれません。
そうするとフェイスが開き、インパクトまでにフェイス面を戻すことができずスライスにもなりやすいでしょう。
だからこそグリップエンドの向きを気にするのなら「意識だけでいい」のです。
「じゃあ、私も意識だけで、実際にはグリップエンドをボールに向けないようにダウンスイングしてみよっカナ」
たとえば、ガルシアのトップ(左)とダウンスイングの中間地点(右)の写真を見てください。
ガルシアは、インパクトの間際までコックをほどかないので、このようにダウンスイングの中間地点でもまだグリップエンドはボールを指しません。
でもガルシアを真似ようなんて思わない方がいいです(^_^;)
コックをほどくのを我慢するということはそれだけクラブヘッドを遅らせるということです。
でもインパクトではクラブヘッドが戻ってこないと真っ直ぐボールは飛んでいきません。
つまり、この写真の右のようにインパクトの瞬間までの短い時間の中でクラブヘッドを高速で戻さなくてはいけなくなるのです。
それができないと、スライスボールや右に飛んでいく球しか打てなくなっちゃいますからね(^_^;)
「ぎゃーそんなこと私にはできないわ――」
でもこれも頭には入れておいてくださいね。
「開いて閉じる」のがゴルフフェイス。
どれくらい開くか、どうやって閉じるか、が重要です。
その方法としては、手首で無理戻そうとするのはいただけません、腕の使い方を上手にするといいのですね。
この辺の腕の使い方(回し方)はこちらでも勉強できますし、ゴルフエッグのメルマガレッスンでもちょっと触れていますので、よかったら読んでくださいね^^/
さて、次回のFlow of a lesson 11もダウンスイングについてで「りきみとリズムを大事にしよう」をお送りします。